経理は面倒くさい?

経理は面倒くさいと思うのが、正しい感覚です。

A
当方は税理士ですが、もともと経理として会社勤めをした経験があり、多くの部署の人間と接してきました。相手は営業部門であったり、技術・研究部門であったりと様々でしたが、「まあ経理は面倒くさいし、分かりにくいもの」という感覚を持っている方々がほとんどでした。
B
ただ、現在のように経理を商売としてみて思うのは、現場の人間は忙しく、とくに経営者は多くの問題を処理しなければならず、経理屋の講釈など聞いているヒマはないということでした。
C
最低限知っておかなければならないことや社会的なリスクを、専門家として、効率よく説明してくれれば充分で、知らなくても良いことや、重要でないことは、後から問題が起こらないように専門家が処理してくれれば、それで良しということでした。
D
いわゆる仕訳と呼ばれる経理の技術は、コンピューターのデータのソート機能と極めて似た領域で、理科系の医師・歯科医の先生方には、おそらく容易に実感できるはずです。
E
ただ、これが税金の申告や役所への手続きとなると、極めて数学的でないというか、美しくない(?)世界となってしまいます。これは、制度を作った人間のセンスの悪さなのか、どうしてもファジーで曖昧模糊とした制度となり、結局税金というか、世の中の制度は面倒くさい、ということになるのだと思います。